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電力機器Q&A 部品

ご質問内容

  • Q1.油入変圧器の温度計の警報設定値について教えてください

    変圧器は負荷の増減により、温度上昇も増減します。そして、長期に安定して運転するためには使用されている絶縁物の許容温度以下で運転する必要があります。
    そのため油入変圧器では絶縁物に隣接する巻線温度、または冷却媒体である油温を管理する必要があり、75kVA以上になると標準付属品として温度計を付属し、最高油温を測定しています。
    また、ダイヤル温度計を付属する場合、過負荷管理の目安になることを目的として警報接点の設定値を決めています。しかし実際には設置場所によって周囲温度が異なり、また製品によっても油温上昇値はバラツキがあるためシビアな過負荷管理はできません。従って、弊社では周囲温度を30℃、全負荷時の油の温度上昇値を規格値(60K)と考えて一律90℃としております。

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  • Q2.モールド変圧器の温度計の警報設定値について教えてください

    変圧器は、負荷の増減により、温度上昇も増減します。
    そして、長期に安定して運転する為には、変圧器は使用されている絶縁物の許容温度以下で運転する必要があります。またその為には、絶縁物に隣接する巻線温度を管理する必要があります。
    ところが、モールド変圧器では巻線温度を直接測定することが出来ない為、下記の2通りの方法で測定しています。
    警報接点指針の設定値としては、ダイヤル温度計の全負荷時温度上昇値を各々測定事例より求め、最高周囲温度40℃の場合に、全負荷時に警報接点が動作しない範囲で余裕を見た温度としています。

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  • Q3.防振ゴムを設けると振動効果はどうなりますか?

    変圧器に電圧が加えられると、鉄心に磁気ひずみ(鉄心に磁束が通ると磁束の通る方向に伸びる現象)により振動が発生します。この強制振動は電源周波数の+-の変動時に発生するので電源周波数の2倍を基調とした振動数となります。この振動の大きさは鉄心の材質または磁束密度によって差を生じますが、変圧器の底部では100ガル程度です。この振動が床面に伝わると、2次振動を生じ問題になる場合があるため、その防止策として防振ゴムが使用されます。
    防振ゴムを設けた時の振動伝達率(振動している力の何%位が伝わるかを示す)は次式によって求められます。

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  • Q4.ダイヤル温度計の調整方法は?(モールド変圧器)

    1. 指示部の構造
    ダイヤル温度計は、温度指針、警報指針、最高指針、端子等を納めた外箱からなっております。

    2. 警報指針設定温度の決定
    ダイヤル温度計の指示値は容量や構造の違いによりバラツキがあり、納入時の警報指針の設定温度は、温度上昇試験の測定事例から周囲温度40℃の設置環境で定格負荷運転を想定した温度に設定しています。
    実際の運転に当たっては、警報の目的に合わせて周囲温度や負荷率により温度を設定することをお勧めします。

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  • Q5.異常事態発生時の対策

    点検時または運転中に異常が発見された場合には、速やかにその原因を究明して対策を講じることが必要です。異常現象の原因が不明の場合は当社にご連絡ください。

  • Q6.ダイヤル温度計の調整方法は?(油入変圧器)

    ダイヤル温度計の接点設定指針は、当社で設定済みのため触れないでください。なお、変圧器の運転指針に従って過負荷運転を行うためにやむを得ず接点設定値を変える場合は、当社に相談のうえ2項の手順に従って行ってください。また、最高指針を復帰する場合は3項に従って行ってください。

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  • Q7.修理・交換について教えてください

    変圧器を構成する部品及び付属品は、変圧器の正常な運転を維持するため、その状態によって修理または交換が必要です。部品及び付属品を交換する場合には当社にお問い合わせのうえ、変圧器の仕様及び性能にあったものと交換してください。また、部品の修理・交換は屋内で行い、やむを得ず屋外で行う時は晴天の日を選んでください。

  • Q8.油面計付ダイヤル温度計の交換方法は?(油入変圧器)

    1. 作業上の注意

    1. 温度計感温部側の油面計部品のフロートで油面指示管は、当社で調整済みですので触れないでください。
    2. 油面計を取り付ける、または取り外す時は、取付ボルトやナットを対角方向の順に均等に緩める、または締めつけてください。
    3. 温度計の導管は極端に曲げたり強く引っ張ったりしないでください。

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  • Q9.ハンドホールカバ取付作業方法について教えてください

    適用 ハンドホールカバ 形式 DA-54
    取付作業手順

    1. ハンドホールカバの取付
    ハンドホールカバを本体カバの正規位置にセットし、ワッシャーを介して手で軽くナットを締め付ける。
    (注意)ナット、ワッシャ-をタンクの中に落とさない。

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  • Q10.一次側6-3kV共有変圧器のタップ変更方法について教えてください(油入変圧器)

    適用機種
    一次側 6kV-3kV共有変圧器
    タップ変更作業手順(3300Vタップから6600Vタップへの変更例)
    屋外設置のタップ変更作業は、晴天時に行ってください。

    1. ハンドホールカバを外す。
    2. 出荷時のタップは図1のように3300V(切換片の接続は11-7, 12-4)にセットされている。
    切換片を外す前に、切換片の落下防止用の紐の一方が変圧器の内部に固定されているか確認する。
    (注意)使用する工具は紐を付けるなどをして変圧器内部への落下防止対策を行う。

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  • Q11.一次タップ電圧の変更方法について教えてください(油入変圧器)

    タップ切換台の場合(500kVA以下)
    タップ電圧を変更する場合は、変圧器が無電圧であることを確認してから、下記の切換手順に従って行ってください。また、作業時にはタンク内部に汗、水、金属物などの異物が入らないように注意してください。

    切換手順
    (a) カバまたはハンドホールカバを開ける。
    (b) タップナットをゆるめる。工具はナットサイズに合ったスパナまたはボックスドライバを使用し、紐をつけるなど落下防止をして作業する。
    (c) 銘板と照合しながら、タップ切換片を希望するタップ電圧に対応した番号に接続する。
    (d) タップナットをゆるみが生じないよう、また、諦め過ぎないように締め付ける。
    (e) ハンドホールカバまたはカバを閉める。

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  • Q12.無電圧タップ切換器の操作方法について教えてください(油入変圧器)

    1. 変圧器には高圧巻線のタップの接続を換えるため外部から操作するタップ切換器が備えられています。タップの切換えは変圧器を無電圧の状態にして行います。タップ切換器の操作部は変圧器カバーの上にあります。
    2. タップ切換えは次の順序で行います。 (a)ハンドルを引き上げる。 (b)希望するタップ位置番号までハンドルを回す。 (c)希望するタップ位置指示穴にハンドルを差し込む。
    保守事項
    一年に一度、タップの切換え操作を実施して全タップが円滑に動作する事を確認して下さい。(2~3往復動作させる)

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  • Q13.油入変圧器 油面計など付属部品のメンテナンスについて教えてください

    1. はじめに(付属品の保守・点検)

    油入変圧器の信頼性を維持し、末永くお使い頂くには、日常点検、定期点検といったメンテナンスが必要です。
    ここでは、その中で油入変圧器の付属品の交換・修理の考え方及び想定される劣化をもとに付属品の点検方法についてご説明します。

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