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電力機器Q&A 部品

Q10. 一次側6-3kV共有変圧器のタップ変更方法について教えてください(油入変圧器)

適用機種
一次側 6kV-3kV共有変圧器
タップ変更作業手順(3300Vタップから6600Vタップへの変更例)
屋外設置のタップ変更作業は、晴天時に行ってください。

1. ハンドホールカバを外す。
2. 出荷時のタップは図1のように3300V(切換片の接続は11-7, 12-4)にセットされている。
切換片を外す前に、切換片の落下防止用の紐の一方が変圧器の内部に固定されているか確認する。
(注意)使用する工具は紐を付けるなどをして変圧器内部への落下防止対策を行う。

3. 切換片のナット(図1a,bのナット)を、ボックススパナを用いて交互に少しずつ緩める。
図2のようにaのナットはボルトの約半分まで緩め(ボルトから外さない) 、bのナットはボルトから外し、矢印方向に引くと切換片は外れる。

ナットサイズ 適用機種
M5 1φ 10~150kVA , 3φ 75~300kVA
M8 1φ 200~300kVA , 3φ 500~1000kVA

4. 図3のように外した2個の切換片を組み合わせる。

5. 接続方法は銘板と照合しながら、切換片を希望するタップ電圧に対応した番号に接続する。
6600Vの場合は図4のように 4-7 に接続し、aのナット2個とbの切換片のナット2個をボックススパナで少しずつ均等に締付ける。
(注意)ペンチやスパナで締め付けると切換片が破損することがある。

6. ハンドホールカバを取り外し前と同じ位置にセットする。
ハンドホールカバに貼り付けている注意シールに従って、片締めにならないように4個所のナットを少しずつ均等に締め付ける。