トップランナー方式とは
トップランナー方式とは、「エネルギーの使用の合理化に関する法律(省エネ法)」における省エネルギー基準策定方式で、省エネ法で指定する特定機器のエネルギー消費効率を、現在商品化されている製品のうち、最も優れている製品の性能以上にするという考え方です。
モールド変圧器は2007年に第一次判断基準がスタートし、運用されてきましたが、2014年4月からは「トップランナー変圧器2014」として第二次判断基準がスタートしました。
特定機器の適用範囲
適用範囲 | 適用除外機種 | |
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機種 | 油入変圧器 モールド変圧器 |
・ガス絶縁変圧器 ・H種乾式変圧器 ・スコット結線変圧器 ・電力会社向け柱上変圧器 ・モールド灯動共用変圧器 ・水冷または風冷変圧器 ・3巻線以上の多巻線変圧器 |
容量 | 単相10~500kVA 三相20~2000kVA |
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電圧 | 高圧 6kVまたは3kV 低圧 100~600V |
モールド変圧器に関わる規格動向
2000年7月 (2005年9月廃止) |
JEM 1475:2000 | 「配電用6kV高効率モールド変圧器の特性基準値」制定 |
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2003年1月 (2005年改正) (2014年3月廃止) |
JEM 1483:2005 | 「特定機器対応の高圧受配電用モールド変圧器におけるエネルギー消費効率の基準値」制定 |
2005年4月 | JIS C 4306:2005 | 「配電用6kVモールド変圧器」改正 |
2012年8月 (2014年9月改正) |
JEM 1501:2014 | 「特定機器対応のモールド変圧器における基準エネルギー消費効率」制定 |
2013年5月 | JIS C 4306:2013 | 「配電用6kVモールド変圧器」改正 |
グリーン購入法
ダイヘントップランナー変圧器は、『国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律』(グリーン購入法)の特定調達品目に適用されます。