ソーラートランスシリーズ ソーラートランスは『”α”機能』と『シェアリング』構造により、太陽光発電設備全体の省スペース化・低コスト化・工期短縮を可能とします。
ソーラートランスα機能
系統電圧低下を抑制
発電設備の系統連系時に考慮が必要な瞬時電圧低下対策。
この原因となる励磁突入電流をソーラートランスαが抑制するため、変圧器で瞬時電圧低下対策が可能となり、励磁突入電流抑制用機器を別途設ける必要がなくなります。
瞬時電圧変動対策とは?
励磁突入電流による電圧降下が系統への影響が大きく、系統連系規定にある許容値(※1)を逸脱する場合、系統連系協議時に励磁突入電流抑制が求められます。発生した励磁突入電流を付属機器で抑制する場合もありますが、ソラトラαは変圧器自体が励磁突入電流を抑制する構造となっています。
(※1)発電設備等の連系時の検討においては、低圧の場合と同様、発電設備等の並解列時の瞬時電圧低下は常時電圧の10%以内とし、瞬時電圧低下対策を適用する時間は2秒程度までとすることが適当である。出典 : JESC E 0019(2012)系統連系規定 JEAC 9701-2012
シェアリングタイプ
複数の機能を1台にシェアリング
最大3台分の変圧器を1台に集約。
太陽光発電設備全体の省スペース化 ・ 配線の省略を可能とします。
ソーラートランスW1の例
発電効率を高めるために、高効率な変圧器を
トップランナー変圧器2014に適合
ソーラートランスシリーズは省エネ法にて規定されてるエネルギー消費効率の基準『トップランナー変圧器第二次判断基準』に適合。高いエネルギー変換効率により、発電事業の採算性が向上します。
また、ダイヘンの高効率〝エアコン・レス〟パワーコンディショナを同時に採用頂くと、更なる収益の向上が図れます。
ソーラートランスシリーズ
シリーズ | 構成 | 容量 (kVA)※1 |
トップランナー 変圧器2014 |
ソーラー トランスα |
シェアリング タイプ |
---|---|---|---|---|---|
ソーラー トランスα |
ソーラー トランスα |
333/500 | ○ | ○ | |
ソーラー トランスS1 |
昇圧
変圧器 +
補機
トランス |
333+10/ 333+20/ 500+10/ 500+20 |
○ | ○ | |
ソーラー トランスS1α |
ソーラー
トランスα +
補機
トランス |
333+10/ 333+20/ 500+10/ 500+20 |
○ | ○ | ○ |
ソーラー トランスW1 |
昇圧
変圧器 +
昇圧
変圧器 +
補機
トランス |
500+500+10/ 500+500+20/ 500+500+30 |
○ | ○ | |
ソーラー トランスw1α |
ソーラー
トランスα +
ソーラー
トランスα +
補機
トランス |
500+500+10/ 500+500+20/ 500+500+30 |
○ | ○ | ○ |
ソーラー トランスW |
昇圧
変圧器 +
昇圧
変圧器 |
500+500 | ○ | ○ | |
ソーラー トランスWα |
ソーラー
トランスα +
ソーラー
トランスα |
500+500 | ○ | ○ | ○ |
ソーラートランスα:励磁突入電流抑制機能付昇圧変圧器 ※1:個別仕様にも対応いたします。