用途
蓄電所として
- ・太陽光発電などの再生可能エネルギーの増加に伴う、電力系統の需給バランスの調整役として電力系統に直接接続
- ・独自のEMS「Synergy Link(シナジーリンク)」の高速・高精度な充放電制御により、市場取引システムと連携して卸電力取引市場、需給調整市場(一次~三次調整力)、容量市場に対応

太陽光発電併設型として
- ・FIT(固定価格買取制度)の太陽光発電所の出力抑制増加に対応したFIP(フィード・イン・プレミアム)制度※に対して高い効果を発揮する蓄電池の導入
- ・Synergy Linkが最適な充放電制御を実現。発電した電気を市場価格が安い時間帯に蓄電池に貯め、市場価格が高い時間帯に電気を売ることで値差による売買収入の増加に貢献

- ※FIP制度:市場の売電価格に一定のプレミアム(補助額)を付与することで再エネ導入を促進する仕組みとなっており、発電事業者は電力需要のピーク(市場価格が高い)時に蓄電池を活用して売電することで収益の増加が見込める。
特長
●オールインワンパッケージ
パワコン、蓄電池、連系設備等の機器からEMSまで一括対応でき、
お客様による設計・調達の手間を大幅に軽減
●高い拡張性
Synergy Linkの多数台運転により、容易に大規模化が可能
●サポート体制
製造・サービス拠点が国内にあり、不具合発生やメンテナンス時に迅速な対応が可能
●国内トップレベルの低騒音パワコンを採用
騒音レベルを70.3dB※1に抑制、騒音対策により民家の隣接地でも使用可能
(他社製パワコンは80~90dB※2)
●分割搬入可能
すべての構成機器を6t以下のトラックで搬入でき、山間部などの狭い搬入路に対応
高額な大型重機を使用せずに設置工事でき、工事コストを大幅に低減
●運転停止リスクの回避
170kWのパワコンを6ユニット連結で運用することで、1ユニットが故障しても他のユニットは
運転を続けることが可能
蓄電所として
●設置面積削減
ユニット型パワコンの高電圧化により蓄電池ラックに収納するモジュール数を増加、設置面積を40%削減
太陽光発電併設型として
●柔軟な配置
コンパクトかつ高電圧化(DC1500V)に対応したユニット型パワコンとキャビネット型の蓄電池を採用
既設の発電所の空きスペースに合わせて各機器を柔軟に配置することが可能
※1 1m離れた場所の平均値
※2 当社調べ
仕様
蓄電池パッケージ(1MW/4MWh ※1) | |
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設置条件 | 重耐塩仕様(但し、塩分を含んだ水が直接機器に掛からないこと ※2) |
周囲温度 | -20℃~40℃ |
定格出力(系統連系) | ±1,020kW ※3 |
定格出力電圧 | AC6,600V |
蓄電池容量(初期公称容量) | 4,073,4kWh |
※1 蓄電池キャビネットの接続台数は変更可能です。
※2 重塩害地域の場合、お客様による定期的なメンテナンスの実施や、部品交換周期の短縮が想定されます。
また、離島に設置することはできません。
※3 力率指定がある場合、有効電力(kW)は低減されます。