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ダイバーシティ・働きやすい職場づくり

少子高齢化に伴う労働人口減少やグローバル化進展等の環境変化への対応策としてだけではなく、性別・国籍等に拘わらず「全ての社員が自身の能力を十分に発揮し活躍することが事業発展に必要不可欠である」と考え、ダイバーシティの推進を掲げ、様々な背景・価値観を持つ人が制約を負わず活躍できるよう、働きやすい環境や制度の構築に努めています。

女性活躍推進

女性社員が自分らしく成長・活躍できるように、入社6年目までの女性社員には切磋琢磨し合える仲間やロールモデルとなる先輩との出会いの場を、指導職層以上の女性社員にはリーダーとしてのキャリア構築に対する意識向上の場を設ける等、各階層に合った育成機会を設け研修内容を充実させています。

また、女性社員の活躍を確実に推進するため、労使からなる検討委員会で「一般事業主行動計画」を策定しています。

一般事業主行動計画

  1. 目的:女性がより能力を発揮し、活躍できるような職場を築く。
  2. 計画期間:2021年6月1日~ 2024年5月31日(3年間)
  3. 目標:
    1. (1) 採用者(新卒・中途)の女性比率を10%以上とする。      
      取組
      • 活躍している女性社員が積極的に採用活動をして、女性を中心とした学生との接点を拡大する。
      • 各事業部門と連携し、女性社員の活躍に繋がる育成計画を策定し、実行する。
      • 女性社員から定期的に意見を聴取・課題を抽出し、対策する。
    2. (2) 年次有給休暇(年休)の取得率を70%以上とする。      
      取組
      • 社内イントラネットや研修を活用し、年休を取得しやすい職場風土を醸成する。
        (上司向け意識啓発セミナー等の開催)
      • 年休取得率が低い職場に改善を促し、対策する。

主な取り組み内容

女性社員対象 講演会の企画・開催


講演会の様子

また、女性社員が自分自身のキャリア開発の大切さに気づき、仕事を通じて会社生活を充実させることへのモチベーションアップを図る機会として、2023年4月に女性社員対象の講演会を企画・開催しました。講演会にはSWCC株式会社 代表取締役社長 長谷川隆代様をお招きし、「挑戦する女性たちへ」をテーマにご講演いただきました。当社および趣旨に賛同した取引先企業11社の女性社員総勢170名が参加し、講演後は活発な質疑応答も行われる等、女性が輝く社会の実現に向けて認識を深める場となりました。

女性社員(入社6年目まで)のネットワーク構築

入社1~6年目までの女性社員を対象に、各自が多様な人材の一人として自分らしく成長・活躍し続けることを目的として「キャリア開発研修」を実施しています。研修中はグループワーク等を行い、入社年・所属部署・事業所を超えた女性社員のネットワーク構築を促進しています。

社外研修への参加

将来の管理職候補となる女性社員を対象に、社会の第一線で活躍する女性を講師として招へいした講演会や社外ワークショップ等への参加を促し、後輩のロールモデルになることへのモチベーションアップやマネジメントスキルの向上に努めています。

管理職層への教育

女性社員を部下に持つ/持たないに拘わらず、すべての管理職が女性活躍の重要性を正しく理解し、意識向上を図ることを目的とする教育を実施しています。具体的な失敗事例を用いたケーススタディにより、自身の思考プロセス・とりがちな言動等を改善する重要な機会として活用しています。

障がい者雇用

法定雇用率を上回る障がい者雇用を促進していくという社会的使命を認識し、継続的に障がい者を雇用しています。1982年には、㈱ダイキを設立して特例子会社の認可を受け、身体・知的障がい者の雇用および働きやすい環境の整備に努めています。

障がい者雇用率の推移は、以下の通りです。

障がい者雇用率の推移

障がい者雇用率の推移

(株)ダイキの詳細については、こちらのリンクを参照ください。
https://www.daihen.co.jp/daiki/index.html

働き方改革と働きやすい職場づくり

社内環境整備方針

社員が働きやすい職場づくりを推進するため「エンゲージメントサーベイ」を定期的に実施し社員の意識変化や多様性を的確に捉えるとともに、仕事と家庭の両立支援等の制度を充実させる等、社員エンゲージメント向上に資する「社内環境整備」に取り組みます。

 

また、ハラスメント等を未然に防止すべく、コンプライアンス意識の醸成およびコミュニケーション活性化等に対する取り組みを積極的に推進することで、社員一人ひとりのパフォーマンスを高め会社の成長につなげます。

また、一人ひとりが成長し豊かな人生を送るためには、仕事の効率化を推進し、それにより創出した時間でスキルアップのための能力を身に付けたり生活を充実させることが大切です。当社では労使が一体となり、ワーク・ライフ・バランスの実現に向けて生産性の向上や時間をムダなく活用する意識の醸成に努めるとともに、社員が能力を最大限発揮できる働きやすい職場環境づくりに取り組んでいます。

<2022年度 抽出重要テーマ>

  • ・正確な勤務時間管理の徹底
  • ・過重労働の削減
  • ・年休取得の促進
  • ・公正な人事考課制度の徹底
  • ・コミュニケーション促進
  • ・身体の健康促進
  • ・福利厚生の充実

主な取り組み内容

エンゲージメントサーベイの実施

社員の会社・職場・仕事等に対する意識・満足度の実態を把握し、今後の経営戦略・人材戦略等、さまざまな制度・施策に反映するため、国内グループ全社員を対象とした「エンゲージメントサーベイ」を実施しています。(2026年度目標:総合評価における肯定的回答率75%以上)

今後も、社員が働きがいを感じながら意欲的に仕事に取り組むことができるよう、継続的に調査を実施し、良い仕組みづくりや職場環境の改善等につなげてまいります。

業務改革による生産性の向上

生産自動化の推進等を通じて単純作業を撲滅する「生産性向上活動(トータル・コストダウン活動)」に当社グループ全体で取り組み、残業時間の削減に努めています。また、RPAを積極的に導入し、定型事務作業の自動化を推進しています。

就業時間に対する管理意識の向上

週の最初の日を"残業しない日"とする「一斉退社デー」の設定や、毎日決まった時間にオフィスの照明をOFFにする等の取り組みにより、社員の就業時間に対する意識向上を図り、残業時間の削減に努めています。

勤務間インターバル制度の導入

所定外労働の常態化を防ぎ、社員の心身リフレッシュや家庭生活等の充実を推進することを目的として、「勤務間インターバル制度」を適用し、終業後から翌日の勤務開始まで10時間の休息時間(インターバル)確保を義務付けています。

シフト勤務制度の導入

社員の仕事と生活の調和や柔軟な働き方を推進することにより、効果的な業務の遂行を支援する「シフト勤務制度」を導入しています。この制度は、主に育児・介護や子供の看護・治療を事由として、希望する社員全員に適用されます。利用者は6種類の就業時間から任意の時間帯を選択することが可能です。

仕事と家庭の両立支援制度の導入

社員が仕事と育児・介護を両立し、安心して働くことができる、様々な支援制度を充実させています。事由に応じた休業制度をはじめ、短時間勤務制度や週3日・4日の短日勤務制度等、育児・介護に専念しながらも柔軟に働ける環境を整備しています。また、2022年4月に改正された育児・介護休業法への対応や、妊娠・出産の申し出をした社員を対象とする育児休業意向確認の制度導入に加え、各種制度の全社員への周知を行う等、利用しやすい職場風土の醸成にも取り組んでいます。

「しごと子育て両立支援プロジェクト」の推進

子育てしながら仕事をする社員をさらに支援するため、「しごと子育て両立支援プロジェクト」として家族手当の充実(扶養家族2人目以降等)や育児休暇取得者の収入補填、企業内保育所の設置、子供の保育所費用の補助等の諸施策を講じています。

コミュニケーション活性化への取り組み

「ダイヘンハートフェスティバル」の開催

社員と家族の絆を深める運動会「ダイヘンハートフェスティバル」を開催しています。
2022年度は徹底した新型コロナウィルス感染対策のもと、当社をはじめ国内グループ会社・協力会社の社員とその家族(約2,000名)が参加し、ミニ駅伝・リレー・綱引き等の事業部対抗競技、全員参加の抽選会等のイベントを通じて交流を深めました。

全体集合写真

全体集合写真

大玉おくり

大玉おくり

レクリエーション活動の実施

社員のコミュニケーション活性化を目的として、社員や家族を対象とした様々なレクリエーション行事を企画・実施する組織「文化体育会」を設置しています。職場対抗の球技大会、家族を含めたボウリング大会、旅行等、その年ごとに参加者が楽しめる工夫を凝らした様々な行事を企画立案し、実施しています。近年では、新型コロナウイルス感染予防の観点から、オンラインによるイベントも実施しました。

<2021・2022年度開催 レクリエーション活動>

  • ・バスツアー in香川(オンライン)
  • ・和菓子作り体験(オンライン)
  • ・歩く!ゼンマイロボDEプログラミング体験会(オンライン)
  • ・神戸どうぶつ王国ツアー