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Q3. 防振ゴムを設けると振動効果はどうなりますか?

変圧器に電圧が加えられると、鉄心に磁気ひずみ(鉄心に磁束が通ると磁束の通る方向に伸びる現象)により振動が発生します。この強制振動は電源周波数の+-の変動時に発生するので電源周波数の2倍を基調とした振動数となります。この振動の大きさは鉄心の材質または磁束密度によって差を生じますが、変圧器の底部では100ガル程度です。この振動が床面に伝わると、2次振動を生じ問題になる場合があるため、その防止策として防振ゴムが使用されます。
防振ゴムを設けた時の振動伝達率(振動している力の何%位が伝わるかを示す)は次式によって求められます。