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ニュースリリース・お知らせ 2021年度

EV/PHEVを活用した非常用電源「V2Xシステム」のラインアップを強化!

2021年10月25日

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EV/PHEVを活用した非常用電源
「V2X システム 」のラインアップを 強化!

■要旨

株式会社ダイヘンは、EV/PHEV(以下、EV)を活用した非常用電源「V2Xシステム」のラインアップを強化いたします。これにより、お客様施設における設置条件やご要望に対しフレキシブルな対応が可能となることに加え、一部の機種においては消防法規制による制約を受けることなく自由なレイアウトで設置が可能となります。

■開発の背景

近年、大規模な自然災害が全国各地で発生しており、エネルギーマネジメントに関する取り組みの一環として災害時の電源確保を目的とする企業や自治体のBCP(事業継続計画)対策への関心が高まっています。また、昨今の脱炭素化に向けた取り組みの中で、EVを活用した街のレジリエンス強化も求められています。

当社は、EV充放電器と定置用蓄電池設備を一体化することで災害(停電)時に施設へ長時間の電力供給を可能とする「V2Xシステム」を2018年7月に開発・販売開始し、中・大規模の公共施設や工場等に納入してまいりました。しかし、お客様によっては機器を設置するためのスペース確保や消防法規制が導入の障壁となることがあり、よりコンパクトなモデルが望まれていました。

このようなご要望にお応えし、さらに幅広いお客様にご活用いただくことを狙いとして、このたび蓄電池を小容量化した新型モデルをラインアップに追加しました。今後は蓄電池の容量やEV充放電器の台数など、お客様の施設やご要望に応じたフレキシブルな対応が可能となります。

■製品の特長

  1. フレキシブルな配置が可能&導入が容易

    従来のV2Xシステムに蓄電池・パワーコンディショナをコンパクト化した新型モデルをラインアップに追加したことで、設置スペースや駐車場の形状に合わせたフレキシブルな配置が可能となりました。また、消防法規制による制約がなくなるため、導入が容易となります。

  2. 三相負荷への電力供給に対応&長時間の安定供給

    当社製V2Xシステムは三相負荷に電力供給が可能です。照明やコンセント等の単相負荷だけでなく、業務用エアコンやエレベーター、給水ポンプなどの重要な設備に電力を供給でき、避難所等での快適な環境構築に貢献します。複数台のEVを連携させれば、長時間の電力安定供給も可能となります。

  3. 自動切り替え機能搭載

    当社独自の自律分散協調制御技術「Synergy Link」を搭載したステーションコントローラが平常時と非常時の状況を認識し、3つの機能(非常用電源/急速充電ステーション/電力ピークカットシステム)を全自動で切り替え、状況に応じた最適な運用を実現します。

■本件に関するお問い合せ先

株式会社ダイヘン EMS事業部
TEL:06-7175-8599