「銅合金3D積層造形技術の開発」が第7回『ものづくり日本大賞』「特別賞」を受賞
平成30年1月19日
株式会社ダイヘンが開発した「銅合金3D積層造形技術」がこの度、経済産業省・国土交通省・厚生労働省・文部科学省による第7回『ものづくり日本大賞』の製品・技術開発部門において「特別賞」を受賞致しました。
「ものづくり日本大賞」は日本の産業・文化の発展を支え、豊かな国民生活の形成に大きく貢献してきたものづくりを着実に継承し、さらに発展させていくため、製造・生産現場の中核を担っている中堅人材や、伝統的・文化的な「技」を支えてきた熟練人材、今後を担う若年人材など、ものづくりの第一線で活躍する各世代のうち、特に優秀と認められる人材を顕彰する制度です。
従来、3Dプリンタによる銅の積層造形は、低密度かつ機械強度の弱さにより産業用として使用することができないことから、産業界念願の技術でした。
今回、当社が開発した銅合金による3D積層造形技術は、純銅にクロムを添加するなど、銅合金の粉末から研究することで純銅と比較し密度99.5%以上、機械強度3倍以上となる銅合金の3D積層造形を世界で初めて成功した点が高く評価され受賞に至りました。