Q6. モリブデンのアーク溶接はできますか?
質問ページに戻る
モリブデンのアーク溶接は可能です。
ただし、アーク溶接の中ではTIG溶接が利用されていますが、実態としてはかなり困難です。
理由としては以下の通りです。
①高温下では活性であり、酸化や窒化により溶接部の強度低下やブローホールの発生につながるため、高純度の不活性ガスで、完全なシールドが必要となります。
②溶接割れが起こりやすいため溶接前に接合部を予熱する等注意が必要です。
③溶接金属、熱影響部の結晶粒粗大化により、強度や延性が低下する傾向にあるため、可能な範囲で溶接入熱を小さくすることが望ましい。
質問ページに戻る