Q1. CO2/MAG溶接などの電圧調整方法である
「個別」と「一元」について教えてください。
安定した溶接を行うためには、適したアーク長となるよう、適切な電圧に設定する必要があります。
溶接電圧は低すぎても高すぎても良くないため、電圧調整には技量と経験が必要となります。
設定電圧が低すぎる場合:パンパンとワイヤをはじくような溶接
設定電圧が高すぎる場合:アンダーカットのなどの溶接欠陥が発生、ワイヤとコンタクトチップの溶着
この難しい電圧調整をサポートする機能が「一元」電圧調整となります。
「一元」では設定した溶接電流に対し、適正なアーク長になるような電圧値を溶接機が自動で設定します*。
その値を基に、突出し長さやワークなどに合わせ溶接技能者の方に微調整してもらう方法です。
一方、「個別」電圧調整では、溶接作業者が電圧値を直接設定できます。
「一元」と「個別」は溶接機の操作パネルより変更できます。
*目安であり、溶接結果を保証するものではございません。
WelbeeⅡ 操作パネル
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