2025年10月12日
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トップランナー変圧器第三次判断基準適合
『TOP ECO Ⅲシリーズ』販売開始
株式会社ダイヘンは、トップランナー変圧器第三次判断基準に適合する『TOP ECO Ⅲシリーズ』(以下、本製品)を販売開始いたしました。ハイグレード珪素鋼板を採用し電力損失を低減することで現在よりも高い消費効率が求められる第三次判断基準に適合した製品です。当社は今後も更なる変圧器の高効率化によりお客様の脱炭素化と電気料金削減に貢献してまいります。
■「トップランナー変圧器」の概要
(1) トップランナー変圧器とは
- ・トップランナー変圧器は、「エネルギーの使用の合理化及び非化石エネルギーへの転換等に関する法律」で導入された省エネ基準を定める方式に基づき、既存製品の中で最も省エネ性能が高い製品を基準(目標)とし、その基準値を満たした変圧器を指します。
- ・2006年に油入変圧器、2007年にモールド(乾式)変圧器の第一次判断基準が、続く2014年からは第二次判断基準が施行され、変圧器の効率化と省エネ化が大きく進みました。
- ・2026年4月1日、さらに高い省エネ性能が求められる第三次判断基準の適用が開始されます。この新しい基準に適合した製品を「2026 トップランナー変圧器」と呼びます。
(2) 2026トップランナー変圧器の適用範囲
適用範囲 | 適用除外機種 | |
機種 | 油入変圧器 モールド変圧器 |
・ガス絶縁変圧器 ・H種乾式変圧器 ・スコット結線変圧器 ・柱上変圧器(一般送配電事業者向け) ・モールド灯動用変圧器 ・水冷または風冷変圧器 ・3巻線以上の多巻線変圧器 |
容量 | 単相10~500kVA 三相20~2000kVA |
|
電圧 | 高圧6kVまたは3kV |
■本製品の特長
- ・鉄心に低損失磁性材料であるハイグレード珪素鋼板を全面採用、コイル導体の導体断面積増等により電力損失を低減
- ・トップランナー以前の当社従来製品比でエネルギー消費効率を50%以上向上、CO2排出量及び電気料金を大幅に削減

TOP ECO Ⅲシリーズ
■本製品の販売について
受注開始日 2025年10月1日 ※製品出荷時期については別途お問い合わせください。
■本件に関するお問い合わせ先
株式会社ダイヘン 産業電機事業部企画部 TEL:06-6390-5553