ホーム>ニュースリリース・お知らせ>2020年度>「100kg可搬 中空構造ハンドリングロボット FD-B100」新発売

ニュースリリース・お知らせ 2020年度

「100kg可搬 中空構造ハンドリングロボット FD-B100」新発売

2021年01月14日

PDF リリース全文 (637KB)

100kg可搬 中空構造ハンドリングロボット Almega Friendly series Ⅱ FD-B100 新発売

■要旨

株式会社ダイヘンは、100kg可搬中空構造のハンドリングロボット「FD-B100」の販売を開始します。

ハンドリングロボットのラインアップを拡充し、アーク溶接の前後工程をはじめとする様々なハンドリング用途へ適応範囲を広げ、お客様の高度化している生産自動化ニーズにお応えします。

■開発の背景

近年、世界的な人手不足や人件費の高騰などにより、ロボットによる自動化ニーズが高まっています。

ロボットに作業させるには、ロボット先端へ作業に必要なツールを取り付けますが、そのツールのケーブルがワークや治具に干渉すると故障などのトラブルになる場合があります。特にハンドリングロボットには様々なツールが取り付くため、そのケーブルの処理に経験やノウハウが必要です。自動車業界では、PC上で教示作業を行うオフラインプログラミングの流れがありますが、ケーブルの挙動を予測することが難しいため、ケーブル干渉の実機確認が必要となり、作業が長時間化することが問題になっています。

これらの課題を解決するため、ケーブルをロボットアームの内部に収納し、ワークや治具への干渉を低減した 100kg可搬の中空構造ハンドリングロボットを開発しました。

■主な特長

  1. ショルダ部分と手首軸にツール用ケーブルを収納できる大口径の中空構造を採用

    手首軸(J6軸)とショルダ軸(J4軸)にφ63㎜の大口径中空構造を採用することで、ツール付属のケーブルをロボット上腕部に収納可能。ワークや治具へのケーブルの干渉を低減。

  2. ベースからショルダ部のコネクタボックスまで各種信号線や配管を標準装備

    ツールの通信線や配管に使用可能なアプリケーションケーブル28本、エア配管2本、デバイスネットケーブルを標準装備。J4軸とJ6軸の中空構造と合わせて、すべてのツール用ケーブルをロボットに内蔵可能。

  3. 広い動作範囲と狭い干渉半径を両立し高密度設置を実現

    業界最小クラスの旋回半径485㎜により、省スペース設置が可能。

  4. 高速動作で生産性が向上

    クラス最高レベルの動作速度で、タクトタイム短縮に貢献。

  5. 高い防塵・防水性能で悪環境でも使用可能

    手首軸はIP65、基本軸はIP54 に対応。

■主な用途

マテリアルハンドリング、切削、研磨、シーリングおよび工程間搬送など

■販売計画

販売開始日 2021年1月14日
販売予定台数 200台/年
メーカ希望価格 オープン価格

■製品に関するお問い合わせ先

株式会社ダイヘン FAロボット事業部 企画部
TEL:078-275-2008