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ニュースリリース・お知らせ 2019年度

CO2/MAG/MIG溶接用中継フィーダシステム「デジタルらくらくフィーダ」を新発売!

2020年2月17日

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最長58m離れた先での作業が可能。溶接時の作業範囲を大幅に拡大!
CO2/MAG/MIG溶接用中継フィーダシステム
「デジタルらくらくフィーダ」を新発売!

■要旨

株式会社ダイヘンは、溶接電源から最長で58m離れた先での溶接を可能とし、作業効率の大幅な向上を実現する CO2/MAG/MIG溶接用中継フィーダシステム「デジタルらくらくフィーダ」の販売を開始いたしました。

■開発の背景

造船・鉄骨・橋梁などの大型構造物の生産現場では作業範囲が広いため、溶接ワイヤを積んだワイヤ送給装置とトーチを持って移動する作業が多く発生します。ワイヤ送給装置の質量は最大で40kgに達することもあるため、移動時の負担が大きく作業効率が悪いという課題がありました。

この課題に対し、当社独自の溶接制御LSI「Welbee」によってワイヤ送給装置と中継フィーダに搭載された送給ユニットを精密にコントロールし、溶接電源から58m先の場所でも安定した高品質な溶接を実現する「デジタルらくらくフィーダ」を開発しました。

■特長

  1. 送給装置の移動負担を大幅に低減
    • ・重いワイヤ送給装置を動かすことなく、送給装置から最長で36m離れた先での溶接が可能。通常の溶接トーチ(最長6m)のみの使用と比較し、作業半径を6倍まで拡大します。
    • ・質量をワイヤ送給装置の約10分の1 (3.8kg)にまで軽量化。軽い中継フィーダの移動のみで作業できるため、作業効率の大幅な向上を実現します。
    • ・本体に方向転換や段差の乗り越えなどを容易にするソリ形状を採用。フィーダ移動時の負担を軽減します。
  2. 高強度な構造かつ最適な長さのケーブルを選択可能
    • ・フィーダ本体に高強度樹脂を採用し、高い堅牢性を実現しています。
    • ・ワイヤ送給装置とデジタルらくらくフィーダ本体を繋ぐ中間ケーブルの長さは10mと20mをラインアップ。各種ケーブルを組み合わせることで中間ケーブルを最大30mまで延長でき、作業現場に合わせて最適な長さを選択できます。
  3. リモコンパネル搭載で作業性向上
    • ・リモコンパネルを搭載し、溶接条件の変更や条件メモリの記憶・読出しが可能。溶接箇所から遠く離れた溶接電源やワイヤ送給装置まで戻ることなく、電流・電圧の設定、インチングやエラー表示の確認が可能。作業効率が大幅に向上します。
    • ・送給部にLED照明を装備し、内部を明るく照らすことが可能。ワイヤ送給の確認が容易となりスムースなワイヤの交換作業を実現します。

■販売計画

1. メーカー希望ご需要家様価格

(軟鋼 10m仕様)  : 752,300円 (税抜)
(軟鋼 20m仕様)  : 884,900円 (税抜)
(軟鋼 30m仕様)  :1,100,300円 (税抜)
(アルミ 10m仕様) : 835,200円 (税抜)
(アルミ 20m仕様) : 967,700円 (税抜)
(アルミ 30m仕様) :1,199,700円 (税抜)

・CMPF形送給装置
CMPF(A)W-3001
・中間ケーブル (10m、60sq)
BCMPF(A)-301060
・中間ケーブル (20m、60sq)
BCMPF(A)-302060
・アダプタ
K-8081
・E2679形制御装置
E-2679
・CM-7403系ワイヤ送給装置用接続キット
K8113A00
※(A)はアルミ仕様の型式となります。
 上記に加え、BBTP-04形制御ケーブルも別途必要となります。
2. 発売日
2020年1月出荷開始
3. 販売目標
300式/年

■本製品に関するお問い合わせ先

株式会社ダイヘン 溶接機事業部 企画部
TEL:078-275-2005 FAX:078-845-8199