大阪城公園における実証事業支援第1号案件に
「超小型モビリティ用ワイヤレス充電システムの実証試験」が決定!
平成30年10月19日
PDF リリース全文 (567KB)
■要旨
株式会社ダイヘンは、大阪府・大阪市・大阪商工会議所で構成する「実証事業検討チーム」が募集していた「大阪城公園における実証事業」の第1号案件として、「超小型モビリティ用ワイヤレス充電システムの実証実験」を実施いたします。
今回の実証試験では、本充電システムを大阪城公園事務所横に設置し、公園職員による園内巡回や設備の点検等に利活用されます。実証で得られた各種データを計測・分析し、バッテリ容量の最適化、コスト低減や環境負荷低減効果等の検証に役立ててまいります。
■背景
EVの普及には航続距離の延長、充電インフラ整備、コスト低減などの課題解決や利用者の利便性向上が不可欠であると考えられています。また、自動運転技術の実用化への流れなどから、人手が必要な有線充電だけでなく、ワイヤレスによる充電技術も求められています。
当社はワイヤレス充電機能の搭載車両として、今後社会への早期普及が見込まれる超小型モビリティに着目し、2018年5月に超小型モビリティ用ワイヤレス充電システム“D-Broad CHARGING DOCK”の発売を開始いたしました。
この度、「大阪城公園における実証事業」の第1号案件として、超小型モビリティ用ワイヤレス充電システムの実証実験を行い、ワイヤレス充電の利便性周知、EVの普及拡大への道筋をつけるとともに、大阪が目指す蓄電池ビジネスの活性化にも貢献します。
■実証の概要
車両に搭載した遠隔モニタシステムから車両の利用実態(消費電力、充電頻度、充電時間、バッテリ残量等)をオンラインで取得し、分析します。取得したデータはバッテリ容量の最適化や充電システムの最適配置の把握などに役立てます。
設備 | ①超小型モビリティ「ジャイアン」 1台 ②ワイヤレス充電システム「D-Broad CHARGING DOCK」1式(必要に応じて追加の予定) |
---|---|
設置場所 | 大阪城公園事務所横 |
車両走行場所 | 大阪城公園内 |
実験期間 | 平成30年12月10日~平成31年1月31日 (プレ実験:平成30年10月29日~11月2日) |
■今後の展開
総面積105.6ヘクタールもの広大な大阪城公園において効果的であると実証できれば、他の地方自治体や観光地での事業へ展開でき、EVインフラ事業の拡大が期待できます。
本実証試験同様、移動範囲が限られる運用が確立することで、離島や観光地などにおけるカーシェアリングやレンタルなど、利用者の足となるような用途での活用へ繋げます。
■製品に関するお問い合わせ先
株式会社ダイヘン 技術開発本部 企画部
TEL:06-4977-6727 FAX:06-6308-0977