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ニュースリリース・お知らせ 2017年度

オールラウンダーロボット「FD-V8」を新発売

平成29年09月28日

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高速化、アームのスリム化などあらゆる性能で業界最高レベルを実現
オールラウンダーロボット第2弾

Almega Friendly series レーザトラッキングセンサ FD-QT

■要旨

株式会社ダイヘンは、ケーブル内蔵ロボット「FD-B6」に次ぐオールラウンダーロボット「FD-V8」を発売いたします。

本製品は、従来モデル「FD-V6」に比べ、可搬質量のアップ、高速化、アームのスリム化など、あらゆる基本性能を向上させております。アーク溶接用としてはもちろんのこと、ハンドリング用途としても業界最高レベルの性能となっております。また、「FD-B6」で技術開発したノウハウを活かし、アームに内蔵するケーブル数を従来製品の2倍に増加させることで、複雑化した艤装が必要な高度な溶接やハンドリングアプリケーションであっても、使い易く干渉の少ないロボットシステムを実現します。

■開発の背景

自動車産業をはじめとする製造業界では、熟練技能者の減少によりロボットによる自動化ニーズが一層高まっています。溶接分野では高品質かつ高速であることが強く求められ、ハンドリング分野では積載や移動といった搬送作業から組立や加工などの高度な作業へ用途が拡大しています。

ロボットの自動化範囲の拡大に伴い、センサを搭載するために必要な可搬質量アップ、システムのコンパクト化に対応するアームのスリム化や軽量化、生産性向上のための動作速度アップなど、ユーザニーズが高度に複合化しており、これら全てを満足する高性能なオールラウンダーロボットが望まれておりました。

■主な特長

  1. ハンドリング用途に最適
    • ・各種ケーブルやエアホースを内蔵し、様々な先端ツールに対応。
    • ・IP54相当の防塵・防滴性能を実現。
  2. 可搬質量をアップしながら業界最速とアームのスリム化を実現
    • ・可搬質量を当社従来機比1.3倍の8kgにアップ。多種のセンサが搭載可能で知能化に対応。
    • ・各軸速度を全軸アップ(最大15%)。業界最速のスペックを実現しタクトタイム短縮。
    • ・アーム(下腕)の5%スリム化を実現。高密度設置にも対応。
  3. ロボットアームの軽量化を実現
    • ・本体質量140kgで当社従来機比約3%軽量化。
    • ・天吊や壁掛けシステムでの設備導入コストを削減。
  4. 使い易く干渉の少ないロボットシステムを実現
    • ・当社独自の技術であるシンクロフィード溶接などのハイエンド溶接でも、一線式パワーケーブル、コンジット以外のケーブルをアームに内蔵。
    • ・アーム後方のケーブルがなくなり干渉を回避。後方干渉領域を当社従来機比約30%低減。
      ロボット間距離を当社従来機比約20%短縮でき高密度設置が可能。ライン長の短縮に貢献。

■主な用途

・アーク溶接
・ハンドリング

■販売計画

1. 販売開始日

2017年9月28日

2. 販売予定台数

3000台/年

3. メーカ希望価格(税抜)国内需要家価格
  • ¥3,800,000-

■本件に関するお問い合わせ先

株式会社ダイヘン FAロボット事業部 企画部
TEL:078-275-2008