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ニュースリリース・お知らせ 2017年度

狙い位置・姿勢・溶接条件を最適に調整可能なレーザトラッキングセンサ
「FD-QT」を開発

平成29年09月26日

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Almega Friendly series レーザトラッキングセンサ FD-QT

簡単教示で溶接しながら狙い位置、姿勢、溶接条件を最適に調整!
建築や鉄道車輛など大型構造物の溶接の自動化に最適

■要旨

株式会社ダイヘンは、産業用ロボット アルメガフレンドリーシリーズ用に、簡単な教示で複雑な溶接線を高精度に自動検出し、狙い位置・姿勢・溶接条件を最適に調整することが可能なレーザトラッキングセンサ「FD-QT」を開発しました。

本製品は、建築や鉄道車輛などの大型構造物の溶接自動化に最適で、センサがロボットの目の役目を果たすため、生産性と溶接品質の向上・教示時間の大幅な短縮にお役立ていただけます。

■開発の背景

オリンピック・震災復興需要でインフラ関連業界は引き続き好調です。中国やインドでのインフラ整備の拡大に伴い建設機械や鉄道車輛業界も繁忙傾向となっております。これら業界の溶接現場では若者離れや熟練溶接技能者の減少が進み人手不足となっており、ロボットによる自動化ニーズが一層高まっています。一方で建築や鉄道車輛は大型構造物で、その溶接部位を正確に教示するには手間がかかり、部材寸法のばらつきや溶接中の熱歪みにより溶接位置が変わるため、ロボットへ作業者の目の役目となるセンサを付加し知能化することが望まれていました。

当社では、溶接機と溶接技術のトップメーカとして培った技術を基に、安定計測できるカメラ技術、ならびに位置・姿勢の経路自動生成技術を自社開発し、アーク溶接時の悪環境や部材の表面状態に影響されず、既設のロボットに後付けもできるシステムを製品化しました。

■主な特長

  1. レーザトラッキングによる生産性と溶接品質の向上
    • ・最大2m/分までの高速溶接で安定トラッキング。
    • ・最小板厚0.5mmまでの重ね溶接に対応。
    • ・トラッキング精度±0.4mm。アークセンサと比較して高品質な溶接が可能。
    • ・開先形状に応じてトーチの位置・角度、溶接条件を自動調整。
  2. 教示時間を大幅短縮(最大80%低減)
    • ・溶接の開始点・終了点を認識。接合部全てを自動溶接。
    • ・トーチ姿勢(前進・後退・狙い角)を保持しながら溶接線トラッキングが可能。
  3. 簡単教示の実現
    • ・ティーチペンダントのみの100%手元操作。パソコン等の操作は不要。
    • ・検出パラメータの設定や検出状態の確認が全てティーチペンダント上で可能。
  4. センサシステムをアーク用に自社開発
    • ・溶接環境を知り尽くした設計により、大電流によるアーク光とヒューム環境でも安定したトラッキングを維持。
    • ・最新の画像処理技術の採用により、様々な開先に対応。
    • ・溶接法や溶接条件に依存しない検出ができるので、アルミ素材でもトラッキング可能。

■販売計画

1. 販売開始日

2017年9月1日

2. 販売予定台数

100台/年

3. メーカ希望価格(税抜)
  • ・レーザトラッキングセンサ「FD-QT」センサシステム 3,900千円

■製品に関する問い合わせ先

株式会社ダイヘン FAロボット事業部 企画部
TEL:078-275-2008