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ニュースリリース・お知らせ 2013年度

国内初333kWパワーコンディショナを発売

2014年02月24日

ミドルソーラ(中容量太陽光)発電用パワーコンディショナ
業界最高水準の変換効率98.4%を実現
国内初333kWパワーコンディショナを発売

株式会社ダイヘン(本社:大阪市、社長:田尻哲也)は、国内太陽光発電用333kW パワーコンディショナ「P333JFL1-A01」を発売します。新たに発売する「P333JFL1-A01」の最大の特長は、ミドルソーラ用として業界最高水準の変換効率98.4%を実現したことであります。ダイヘンの強みである独自の高効率変換技術によって500kWクラス以上の高容量パワーコンディショナ(以下、パワコン)と同等の業界最高水準の変換効率98.4%を中容量の333kW で実現しました。
今後の国内太陽光発電事業の中心的市場と目される1MW以下のミドルソーラ(中容量太陽光)発電において、組合せのバリエーションを増加することで、最適なシステム構築を可能にするとともに、業界最高水準の高効率なパワコンの提供により、ソーラ事業顧客の収益拡大に貢献してまいります。
本機は、来る2月26日~28日までの3日間東京ビッグサイトで開催されます「国際スマートグリッドEXPO」に初出展いたします。


クラス最高効率98.4%を実現した333kWパワーコンディショナ「P333JFL1-A01」

特長1
国内初の333kW。業界最高水準の変換効率98.4%を中容量機種(500kW 未満)で実現

国内仕様(入力電圧750Vmax)において業界最高水準の最大変換効率98.4%を実現。
ダイヘンは、業界に先駆け2003年に100kW機を量産化して以来ダイヘンが拘り続けてきた高効率変換技術によって現在250kWパワコン市場の国内トップメーカですが、「更に高効率な製品を開発して欲しい」と250kW 機をご使用頂いている多くのお客様よりご要望を頂いて参りました。このご要望にお応えするべく、この度国内初となる中容量機で業界最高水準の最大変換効率98.4%を実現した333kWパワコンを開発致しました。
今回発表いたします333kWパワコンは、500kW未満の中容量パワコンでは業界初となる98%以上の変換効率を実現しております。この高効率化によって現行機(250kW)を20年間ご使用される場合と比較すると、1MWの太陽光発電の場合、約8百万円の売電収入アップが見込まれ、お客様の太陽光発電事業の収益性に大きく貢献いたします。(13年度買取価格税引き36円/kWhで試算)

特長2
500kW機との組み合わせで多彩な容量での高効率システムが実現

当社が圧倒的なシェアを誇る1MW以下のミドルソーラクラスで、これまでに「100kW機1台と250kW機1台」や「100kW機3台」を組み合わせてご使用頂く、ご注文を多く頂いております。この度発表いたします333kWパワコンは、300~350kWの同容量帯のシステムに1台のパワコンで対応することが出来、太陽光発電システムのイニシャルコスト削減に貢献します。
更に既に発売している高効率500kWと組み合わせてご使用いただくことで、業界トップクラスの高効率なシステム(最大変換効率98.4%)を太陽光パネルの設置面積に応じて細かなレンジで選ぶことが可能となりました。

【1MW以下での提案数の比較】

500kWで構成可能なシステム容量(kW) :500/1000 2システム
333kW+500kWの組合せで構成可能なシステム
容量(kW)
:333/500/666/833/1000 5システム※

※各組み合わせに対応した太陽光発電専用のソーラートランスを用意しております。

特長3
業界初のパワコンレコーダ機能を搭載

パワーコンディショナが異常を検知した際に、系統情報や機器内部の情報を保存する「パワコンレコーダ機能」を搭載しました。これにより系統を含め異常発生時に原因箇所の早期特定が可能となりシステムの早期復旧による発電ロス低減に寄与いたします。※昨年12月発売新500kW機も搭載

特長4
2ユニット構成による故障発生時の発電機会損失ミニマム化

2ユニットによる回路構成となっているため故障ユニットを電気的に切り離し、健全ユニットでの動作が可能です。万一の故障による発電機会の損失を低減することが可能です。

特長5
ネットワーク機能の強化によりメンテナンス性を向上

遠方からの監視・制御を必要とするお客様のニーズに容易に対応できるようになりメンテナンス性が向上しました。また、ファームウェア更新機能が追加され、システム納入後に新機能の追加や更新時に活用できます。
※昨年12月発売新500kW機も搭載

特長6
FRT(Fault Ride Trough)機能を搭載

2014年度以降、全てのパワーコンディショナにはFRT 要件(系統擾乱時の運転継続性能)への対応が求められるようになります。ダイヘンは業界に先駆けて既に1年前から500kW機にFRT要件対応を搭載、2017年4月以降準拠が必要な厳しい要件対応も既にクリアしています。今回の300kWパワコン「P333JFL1-A01」にもこのFRT 要件対応を標準搭載しております。