当社顧問 山本英幸が「ゴールデン・エレクトロード・ハリル・カヤ・ゲディック・アワード」を受賞
2013年09月18日
当社顧問 山本英幸(やまもと ひでゆき)が、国際溶接学会(IIW※)から、『Golden Electrode Halil Kaya Gedik Award(ゴールデン・エレクトロード・ハリル・カヤ・ゲディック・アワード)』を受賞しました。
この賞は、アーク溶接分野で世界の接合技術・産業の発展に貢献した者の功績に対して贈られる賞であり、溶接界で活躍する技術者・科学者に顕彰される賞の中では世界最高レベルの権威ある賞の1つです。本年から設立され、山本が名誉ある第1回目の受賞者となりました。
受賞となった功績の主たるものは、現在世界中の溶接産業において広く普及しているインバータ制御式溶接電源を開発し、その実用化ならびに普及に貢献したことです。
山本は30年前にインバータ制御式溶接機を開発し、わが国産業界においてその実用化、普及に努めてまいりました。今日、インバータ制御溶接機は世界中に広く普及しておりますが、その起点となったのは日本であり、なかでも当社の山本が草分け的存在として世界の溶接技術の発展に寄与した功績を評価されたものであります。
授賞式は9月12日にドイツ・エッセンで開催されたIIW年次大会のオープニングセレモニーの席で挙行されました。
※IIW:International Institute of Welding の略。
世界60カ国以上の溶接学会・協会団体が加盟する団体。
山本英幸の受賞コメント
このたび、溶接界で唯一の国際的な組織であるIIWから、このような名誉ある賞を頂き感激しております。この受賞は、私個人だけでなく溶接機器や溶接ロボットを全世界に広めた日本の溶接技術が国際的に高く評価されたためであり、永くこの分野に携わって貢献されてきた多くの諸先輩方に代わって拝受しました。有難うございました。