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お客さま各位
東北地方太平洋沖地震による災害お見舞いと被災製品への対応について
株式会社 ダイヘン
溶接メカトロカンパニー
この度は東北地方太平洋沖地震により、被災された皆様には心よりお見舞い申し上げますとともに、早期復旧をお祈り申し上げます。
今回の地震により浸水などの被害を受けました弊社製品の取り扱いにつきまして、以下の通りにご案内させて頂きます。
弊社グループといたしましても可能な限り復旧のご支援をさせていただく所存でございますので、ご不明な点などございましたら、最寄りの弊社サービス拠点までお問合せくださいますようお願い申し上げます。
1.安全のための注意事項
- 浸水した製品は絶対に電源を投入しないでください。
水に濡れたことにより絶縁、耐圧、機能の劣化を起こし、通電と同時に製品内部がショートすることが考えられます。最悪の場合、感電や爆発等の重大な事故に繋がる危険があります。
また海水により浸水した場合、乾燥させたとしても塩分が完全に除去されていない場合には各部の腐食がすすみ、錆により回路の短絡(ショート)を誘発することも考えられます。 - 地震の影響により、凹んだり破損した箇所がある場合は、感電などの危険がありますので絶対に電源を投入しないでください。
この場合、製品内部の点検が必要となりますので、最寄りの弊社サービス拠点までご依頼ください。
2.浸水した製品の対応方法
溶接機製品について
海水に浸り既に乾燥してしまった製品につきましては、先に説明しました塩分による腐蝕の影響もあり復旧は難しいですが、乾燥する前であれば、以下の処置を施すことで復旧できる可能性があります。
変圧器や巻線類は、水道水で汚れ、塩分を完全に洗浄し、エアーブローにて水分を除去した上で、天日干し等により十分に乾燥させてください。その他のプリント板や電気部品が浸水してしまった場合は、全て部品の交換が必要となります。その上で、絶縁抵抗試験を行い問題ないことを確認の上、弊社サービスマン立ち会いのもと電源の投入をお願い致します。
一般的に、プリント板などの電気部品点数が少ない交流アーク溶接機は復旧の見込みが高く、逆にプリント板などの電気部品点数が多くなるインバータ溶接機になるほど復旧の見込みは低くなります。
なお交流アーク溶接機の場合、電撃防止装置(外付け及び内蔵とも)につきましては、安全のため全て交換をお願い致します。
なお、上記方法により復旧しました溶接機は、異音や異臭、異常な振動がないか日常の管理を確実に行い、異常が見受けられたときには直ぐに使用を中止し、最寄りの弊社サービス拠点までご連絡ください。
溶接機の車輪のみが浸水した場合でも、水分が内部に侵入している可能性がありますので、十分に乾燥させ、念のため絶縁抵抗試験を行い問題ないことを確認の上、電源の投入をお願い致します。
ご使用の前には必ず点検を行い、異常がないことをご確認ください。
ロボット製品について
コントローラ内部が浸水した場合、プリント板や電気部品が浸水してしまいますので、状況に応じた部品交換が必要となります。
マニピュレータ本体が浸水した場合、ケーブル、モータ、減速機、軸受けなどの部品内部に浸水している事が考えられるため、状況に応じた部品交換が必要となります。
いずれの場合も最寄りの弊社サービス拠点までご連絡ください。
コントローラ内部、マニピュレータ本体が浸水していない場合において、周囲に浸水が見られた場合、水分が内部に侵入していると思われますので、十分な乾燥をお願い致します。
併せて、コントローラとロボット本体、溶接機を接続しているケーブル類のコネクタをはずし、コネクタ内部も十分な乾燥をお願い致します。
動作を行われる際には、原点、ポイントティーチングを確認し、異常がないことをご確認ください。
3.地震の影響を受けた製品の対応方法
溶接機製品およびロボット製品について
- パワーケーブルや制御ケーブル類に断線がないか、コネクタなどの接続部に緩みがないかをご確認ください。
ロボット製品について
- 基礎を含むロボット取り付け部にゆるみがないこと、基礎に段差やひび割れ等が起きていないことをご確認ください。
- マニピュレータ本体の破損や、ネジ等の緩みによるガタつきがないことをご確認ください。
- 溶接周辺機器の破損や、ネジの緩み、絶縁材等の割れがないことをご確認ください。
その後、安全を確保した上で原点、ポイントティーチングの位置ずれがないことをご確認ください。
部品の破損やガタつき、位置ずれが確認された場合、ロボットを構成している部品にダメージを受けている可能性がありますので最寄りの弊社サービス拠点までご連絡ください。
以 上



