私の就職活動の軸は、人々の暮らしを支えること、自分のつくった製品を世の中に送り出すことの2点で、特に電気自動車(EV)向けインフラ設備に強い興味を持っていました。そんな中、100年以上にわたってインフラ設備を製造し続け、そこで培った技術とノウハウを活かしながらEV充電器の開発に注力するダイヘンの存在を知りました。最終的に、安定した基盤と挑戦できる環境を両立していることが入社の決め手になりました。
INTERVIEW 01
入社の決め手は?
現在の仕事内容
所属部署では、EV用ワイヤレス充電システムの製品開発を行っています。現在は、EV充電器はプラグイン式が主流ですが、駐車後に車を降り、ケーブルをつなげて充電するという、ガソリン車とは異なる作業を忘れたり煩わしく感じたりする人は少なくありません。そういった不満を解消するのが、車を停めるだけで自動的に充電ができるワイヤレス充電システムです。私はそのワイヤレス充電システムの、送電コイルおよび受電コイルの開発・評価を担当しています。

INTERVIEW 02
これまでの仕事で
印象に残っていること
ダイヘンでは若手のうちから責任ある仕事を任せてもらえます。私も入社1年目の秋、製品開発に直接携わることになりました。具体的な業務内容は、D-Broadの基板設計です。初めは分からないことだらけで、上司や先輩を質問攻めにしながら少しずつ知識を増やし、開発を進めていきました。着手から9ヶ月後、完成した基板を手に取ったときは、涙が出るほど嬉しかったです。自分のつくった製品を世の中に送り出すことは入社動機のひとつだったので、その第一歩を踏み出せた気がしました。未知の領域には多くの困難が待ち構えていますが、まず挑戦してみることの重要性を実感しましたし、その経験は確実に今の仕事の糧となっています。

INTERVIEW 03
社会にどんな変化をもたらす
仕事に挑戦したいか
二酸化炭素(CO2)の排出を実質的にゼロにすることを目標に日本政府が宣言した「2050年カーボンニュートラル」には、「2030年代半ばまでに乗用車の新車販売のすべてを電動車にする」と明示されています。EV時代に向けたインフラ設備の需要が高まるなか、ダイヘンが果たすべき役割は非常に大きく、2025年の大阪・関西万博での実用化を目指し、ワイヤレス充電システムの実証実験を繰り返しているところです。これまで私は電気工事士の資格を取得するなど自身の知識を増やしてきましたが、要求レベルの急上昇に対処するためにも、さらに仕事の幅を広げ、いずれは開発チームのリーダーとして力を発揮していきたいと考えています。

1日のスケジュール
学生時代の私
大学はバレーボールサークルに所属していました。バレー自体はそれほどうまくなかったものの、誰とでも気さくに話せる明るい性格だったため、約80名の大所帯で幹部を経験。その後、徳島の大学から大阪の大学院に進学し研究に打ち込むことになりますが、合宿などのイベントの際には、わざわざ徳島まで遠征していました。
