ロボットの力で 溶接を進化させ 業界のイメージを 変えていく

FAロボット事業部 設計開発
2012年入社
工学部電気電子工学科卒業

INTERVIEW 01

入社の決め手は?

大学からの紹介で、ダイヘンのインターンシップに参加しました。2週間、会議に参加したり、簡単な業務に携わらせてもらったりする中で、社内の雰囲気や社員の人柄のよさを感じ、実際に自分が働いている姿をイメージすることができました。また、大学の専門は電気でしたが、電気と機械とソフトウェアの各部門が連携しながらプロジェクトを進めている点に興味を持ち、この会社で幅広い分野の仕事に挑戦してみたいと思いました。

現在の仕事内容

スパッタ(溶接中に飛散する金属粒等)を大幅に削減するシンクロフィード溶接システムの開発プロジェクトに、2015年から参画しています。当初はハードウェア設計を任されていましたが、現在は上流工程にあたる技術開発を担っています。溶接・接合事業部と協力しながら新たな溶接プロセスを開発し、シンクロフィードの適用範囲を拡大するのがプロジェクトチームのミッションです。当然納期はありますが、目先の業務に追われてばかりではいい製品を生み出すことはできないので、常に好奇心を持って仕事に取り組むようにしています。

INTERVIEW 02

これまでの仕事で
印象に残っていること

2019年、ドイツにある関係会社「OTC DAIHEN EUROPE GmbH」に派遣されました。同社は、ヨーロッパで溶接機や切断機、産業用ロボットの販売を行う会社です。ドイツに加え、フランスやポーランド、ハンガリーなどのお客様を訪問し、技術的なサポートを行うのが目的でした。期間は3ヶ月。お互い母国語ではない英語でコミュニケーションを図り、課題を解決していきました。ただ、電気やソフトウェアについては理解できるものの、溶接は専門外のため一人で対応することができず、それが悔しい思い出として残っています。帰国後、溶接について猛勉強し、今では溶接波形制御のパラメータ調整までできるようになりました。

INTERVIEW 03

社会にどんな変化をもたらす
仕事に挑戦したいか

スマートファクトリーが推進され、協働ロボットは着実に普及していますが、一方で、人の手で行う溶接にこだわる製造現場もまだまだたくさんあります。工場内に柵をつくる必要があったり、難解なプログラムを組まなければならなかったりと、ロボットの導入自体に抵抗感を示されるケースが少なくありません。そういった状況を打破するためにも、最低限の知識があれば熟練工のような溶接が簡単にできるアプリケーションを開発したいと、私は考えています。溶接管理技術者の特別級や国際溶接技術者IWEの資格も取得しましたが、シンクロフィード溶接システムの開発を通して自身の知識をさらに深め、それとともに後進の育成にも注力していきます。

1日のスケジュール

8:30 出社

メールをチェックし、当日の業務の準備を整えます。

10:00 電気図面作成

関係会社とやりとりしながら電気回路の簡素化を図ります。

12:00 休憩

社員食堂で昼食をとります。

12:45 プロジェクト会議

シンクロフィードのプロジェクトチームで情報共有や今後の開発について話し合います。

14:00 溶接モード開発・評価

溶接の現場で使われる協働ロボットの評価や、新しい溶接モードの開発を行います。

17:00 退社

学生時代の私

大学時代は山登りサークルに所属。夏に30kg超のザックを背負って日本アルプスの槍ヶ岳や白馬岳に登るため、そのほかの季節は近隣の山でトレーニングしたり、効率のいい料理のつくり方やゴミのまとめ方を練習したりしていました。大学の講義以外はサークルの仲間と過ごすことが多く、飲み会もよくやっていました。