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溶接Q&A 溶接施工について

Q4. マグネシウムの溶接はできますか教えてください。

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マグネシウムのアーク溶接はできます。ただし、以下のようなことにご注意ください。

交流のTIG溶接が最も一般的です。表面の酸化膜が非常に厚く、事前にブラッシング等で表面の酸化膜を除去する方が溶接結果は良好です。アルミニウムのようにビード近傍のクリーニングがはっきりと見える状態にはなりません。
MIG溶接は可能ですが、適用できる溶接ワイヤが少なく、入手性にやや問題があります。マグネシウムのMIGワイヤは表面が削れやすい為、アルミニウムMIGと同じ送給系を用います。

その他
マグネシウム合金はマグネシウムに亜鉛を添加したものが多く、溶接中にマグネシウムと亜鉛のヒュームが発生します。換気等ヒュームの対策は十分行ってください。
マグネシウム合金の粉は燃えやすいため、酸化膜除去等でブラッシング時に、発生する切削粉を溶接部周辺に放置しないようにこまめに清掃等してください。
最近は難燃性のマグネシウム合金も開発されております。
各種マグネシウムの材料の諸特性は材料供給メーカにお問い合わせください。

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