Q3. 溶接機を設置する際に必要な電源設備や入力側の接続ケーブル太さについて教えてください。
溶接機を設置するにあたり、溶接機の電力容量に合わせた電源設備や、配電盤と溶接機を接続する適切な太さのケーブルを用意する必要がります。
以下に代表的な機種の必要な電源設備及び接続ケーブルの太さを示します。溶接機を配電盤から離れた位置に設置して、接続ケーブルが極端に長くなる場合は、一段階太いケーブルを使用する必要があります。
必要な電源設備容量やブレーカ容量、接続ケーブルの太さ、接続方法については、各溶接機の取扱説明書やカタログに記載されておりますのでそちらを、ご確認いただき、お使いの溶接機にあったものをご使用ください。誤った使用をした場合、電源設備や溶接機の故障、接続ケーブルの焼損等の原因となりますので、必ずお守りください。
溶接機 | 容量 ※1 |
相数 (電圧) |
設備容量例 (kVA) |
配電盤容量例 | 入力 ケーブル例 (mm2) |
D種接地 ケーブル例 (mm2) |
|
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ヒューズ (A) |
漏電ブレーカ または ノーヒューズブレーカ (A) |
||||||
交流アーク 溶接機 |
300 A機 | 単相 (200 V) |
25以上 | 100 | 125 | 22以上 | 14以上 |
500 A機 | 43以上 | 250 | 250 | 38以上 | |||
CO2/MAG 溶接機 |
350 A機 | 三相 (200 V) |
18以上 | 75 | 75 | 14以上 | 14以上 |
500 A機 | 30以上 | 100 | 100 | 22以上 | |||
MIG 溶接機 |
300 A機 | 三相 (200 V) |
17以上 | 70 | 75 | 14以上 | 14以上 |
TIG 溶接機 |
300 A機 | 三相 (200 V) |
14以上 | 50 | 50 | 14以上 | 14以上 |
500 A機 | 27以上 | 100 | 100 | 22以上 |
※1 溶接機の出力側(トーチ・母材側)の電流を示します。
溶接機の定格出力電流に相当します。