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溶接Q&A 基礎知識

Q2. アークとはどのようなものですか?

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アークは、気体放電現象の一種であり、高温で強い光を発するのが特徴です。炭素やタングステンなどの電極を接触させ、電流を流している状態で電極を引き離すと電極間にアークが発生します。身近なアークとして、通電中のプラグをコンセントから引き抜いたときに発生するスパークが挙げられます。
溶接で使用するアークは、一般的に電極から母材に向かって広がり、ベル型状に発生します。ティグアークの場合、中心部で約16,000℃、外周部で約10,000℃と言われております。これは、太陽の表面温度以上のレベルです。鉄の融点が約1,500℃であることから、鉄を溶融させるのに十分な熱量があることがわかります。
アーク放電は不安定な現象で、維持安定は難しいのですが、アーク溶接機はそのアークを安定化させることで溶接を可能にしています。

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