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溶接Q&A 基礎知識

Q10. アナログとデジタルの違いは何ですか?教えてください。

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まずデジタルですが、取り扱うデータ(溶接では電流や電圧など)を数値化して扱います。数値化した時点でデジタル情報です。数値化されたデータは、コンピュータにプログラムされた処理手順に従い、処理(計算とも言われます)をして、答えを出していきます。いったんデジタルで制御できる仕組みを作ると、プログラムの変更や追加で処理の追加変更ができます。

アナログは取り扱うデータを数値化せず、物理量(電流や電圧や電荷)で扱います。抵抗やコンデンサ、トランジスタ、オペアンプなどのアナログ用の電気素子をさまざま組合わせ、目的の処理ができる電気回路を組んで使います。アナログはある意味デジタルよりも雑音に強かったり、計算スピードが速かったりとメリットもありますが、複雑な処理や機能追加をするたび電気回路が増え、肥大化するデメリットがあります。

溶接機のアナログとデジタルは、
デジタル制御の溶接機は、コンピュータを内蔵しているので本体価格はやや高価ですが、溶接をよくするための電流電圧制御の能力が高く、溶接条件を記憶再生できたり、ネットワークへの対応など機能面でも充実しています。
アナログ制御の溶接機は、搭載できる電気回路の制約で、比較的シンプルな機能の溶接機が主体です。

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