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Q8. 油面計付ダイヤル温度計の交換方法は?(油入変圧器)

1. 作業上の注意

  1. 温度計感温部側の油面計部品のフロートで油面指示管は、当社で調整済みですので触れないでください。
  2. 油面計を取り付ける、または取り外す時は、取付ボルトやナットを対角方向の順に均等に緩める、または締めつけてください。
  3. 温度計の導管は極端に曲げたり強く引っ張ったりしないでください。

2. 取替手順
油面計付ダイヤル温度計の説明図を図1に示しています。

  1. 付属品の確認。 次の部品が付属されていることを確認する。
    ・油面計付ダイヤル温度計 1個
    ・油面計取付金具 1個
    ・Oリング
  2. ダイヤル温度計の取り外し (a)導管⑪の配線状態を記録する。なお、次の部分に特に留意する。・導管一充電部間 ・導管曲げ半径 ・導管固定箇所 (b)導管⑪を固定している結束バンドを切断する。 (c)ボルト⑫を温度計取付金具⑥から取り外す。
  3. 油面計の取り外し (a)カバ上の油面計⑯のまわりにウエスをかぶせる。 (b)ナット④、座金③を取り外す。 (c)油面計取付金具②を上部に持ち上げて取り外す。 (d)油面計本体⑯を上部に垂直に持ち上げて取り外す。 (e)Oリング①を取り除く。
  4. 新品油面計の取り付け (a)カバ上、特に開口部付近(Oリングの当たる面)を清掃、脱脂し、異物の付着がないことを確認する。 (b)Oリング①を介して油面計指示部(油面指示管)を変圧器正面位置に向け、上部より垂直に挿入する。 (c)油面計取付金具②を上部よりはめ込み、カバ上の油面計取付ボルト⑬にセットする。 (d)座金③を介してナット④を締め付ける。なお、ナット④の締付トルクは、40~50kgf-cmとする。 (e)錆発生防止のためにカバ上の油面計取付ボルト⑬にペンキを塗布する。
  5. 新品ダイヤル温度計の取り付け (a)ダイヤル温度計⑤を温度計取付金具⑥にガスケット⑦、座金⑧と座金⑨、バネ座金⑩ではさんでボルト⑫で固定する。なお、ボルト⑫の締め付けは、温度計取付金具⑥からボルト⑫のねじ山が2山程度でるぐらいまで締め付ける。 (b)錆発生防止のため、ボルト⑫にペンキを塗布する。 (c)導管⑪を元の状態に配線し、結束バンドで固定する。