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電力機器Q&A 使い方・構造

Q1. 溶接機負荷の場合、変圧器はどのように選定すればいいですか?

負荷がアーク溶接機の場合の電源用変圧器の容量は、一般に次のようにして求められます。

計算例
アーク溶接機:17kVA×3台、定格使用率:0.4、負荷率:0.9とすると

従って変圧器は30KVAが推奨されます。

また、使用率の低い抵抗溶接機の場合は、変圧器内部及び配線の電圧降下が大きくなるので(ケーブルを含み10%以下が望ましい)別に検討し容量を大きくする必要があります。抵抗溶接機の場合は銘板に記された定格容量(50%使用率に換算された容量)が目安となります。

受電変圧器の容量≧溶接機1の定格容量+0.8×溶接機2の定格容量+0.6×溶接機3の定格容量+0.4×溶接機4の定格容量+0.2×(溶接機5の定格容量+溶接機6の定格容量+…)

ただし、溶接機1の定格容量≧溶接機2の定格容量≧溶接機3の定格容量≧溶接機4の定格容量≧溶接機5の定格容量≧溶接機6の定格容量≧……


ただし正確には線路での電圧降下を考慮した計算が必要です。