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ニュースリリース・お知らせ 2012年度

太陽光発電用500kWパワーコンディショナを新発売

2012年10月16日

太陽光発電用500kWパワーコンディショナを新発売
~業界最高水準の変換効率を実現~

当社はこのたび、国内仕様において業界最高の変換効率98.4%を実現するとともに、新たに開発した2つの技術(複素PLL(※1)とDQ-LTI(※2))を用いることで、落雷等の事故時においても安定的に電力を供給し続けることが可能な太陽光発電用500kWパワーコンディショナを発売します。

新たに発売する500kWパワーコンディショナは、最新の回路方式と当社独自の制御方式によって高効率化を図り、国内仕様における業界最高の最大変換効率98.4%を実現しました。
さらには、業界初となる当社独自開発の複素PLL技術とDQ-LTIを採用することで、瞬時電圧低下が発生した場合でも運転を継続させるFRT機能を付与しています。
分散型電源の大量導入に伴い、系統事故時の電圧変動による太陽光発電用システムの一斉解列とその影響による電力系統の不安定化が懸念されておりますが、FRT機能の搭載により再生可能エネルギーの円滑な導入拡大に大きく貢献します。

当社は1982年より太陽光発電用パワーコンディショナの研究開発をスタートし、2003年には業界に先駆けて100kWパワーコンディショナを標準製品化しました。以来、国内電力会社のメガソーラーをはじめ、タイやインドなど国内外の大規模太陽光発電施設に機器の納入を重ね、産業向では国内メーカートップクラスの実績を誇っています。

現在国内では「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」の施行によりメガソーラー市場が活況を呈しておりますが、従来からの100kW機、250kW機、太陽光発電用変電設備パッケージ「DISOLA PACK(ディソラパック)」に新たに500kW機を加えた当社ならではの品揃えにより、お客様の多様なニーズにお応えしてまいります。

※1. 複素係数フィルタを用いて乱れた電圧波形から系統の位相を高速かつ高精度に検出する技術
(特許申請中)
※2. 電流制御に用いられてきたDQ変換を線形化した制御理論であり、
高速かつ高精度に制御する技術。(特許申請中)

■基本仕様

型式 P500JFL1-A01
出力容量 500kW
設置場所 屋内
寸法 W2,220×D1,390×H2,090
重量 2,700kg以下
絶縁方式 トランスレス
運転直流電圧範囲 310~700Vac
定格出力電圧 210Vac
周波数 50/60Hz
電力変換効率(最高効率) 98.4%

■製品の特長

①業界トップレベルの高変換効率
最新の回路方式と独自の制御方式により高変換効率を実現しました。
太陽電池で発電した電力をより多く出力することができます。
②大容量化
メガソーラー用として独自のインバータユニットの並列運転制御技術により大容量化を実現しました。
③高圧連系システムへの適用
トランスレス方式を採用しており、外付けの高圧変圧器を介して高圧連系システムに適用できます。
④広い運転直流電圧範囲
運転直流電圧範囲が広いので、種々の太陽電池パネルの直並列設計が容易になります。
⑤FRT(Fault Ride Through)機能を搭載
系統の瞬時電圧低下時にも安定した運転を実現し、太陽光発電システムの一斉解列を抑制します。

【お問い合わせ先】
株式会社ダイヘン
電力機器カンパニー 企画部 新規事業G TEL:06-6390-5555