ダイヘンが提案する「自律分散協調制御技術」

Synergy Link

Synergy Linkとは?

Synergy Linkは、多数台の電源・蓄電池設備が協調(Synergy)して繋がり(Link)、エネルギーマネジメントシステム(EMS)構築を簡単・低コストで実現する新しい制御技術です。

Synergy LinkによるEMSの課題解決やVPPの実現

「Synergy Link」は従来型の「集中管理制御」のように高機能な中央管理制御装置を使用することなく、上位系装置(例えばクラウドシステム)からシステム全体の出力合計値を目標値に誘導するための「プライス」を各機器に提示するだけで、各機器がプライスと制約条件から自律的に出力値を決定し、結果的に最適なシステム全体の出力状態へと導くことができる全く新しい制御技術です。
従来の「集中管理制御」によるシステムは、中央管理制御装置が各機器の目標値を決定するために、中央管理制御装置と各機器との相互通信および、複雑かつ高速な制御演算が不可欠となります。導入時に高額な投資を行った後でも、設備増設時には情報量が増加し、結果として通信インフラの増強や大幅な制御ソフト変更が必要となり、機器の増設・構成変更等が困難になるといった課題があります。
この「Synergy Link」はあらゆるEMSにおいて有効であると考えており、工場・ビル等の多数台の電源・蓄電池設備を統合しての省エネや節電、メガソーラー等の再生可能エネルギーを統合制御しての出力調整、また災害時・離島などの独立系統での系統安定化など、様々なお客様のお役にたてる技術であると考えています。
今後実用化が期待されるバーチャルパワープラント(VPP)構築においては、需要家に設置される膨大な機器の統合制御を行うために、従来の「集中管理制御」では導入・管理・拡張に膨大なコストが見込まれますが、ダイヘンが提案する「Synergy Link」はこれらの課題を解決いたします。

※バーチャルパワープラント(VPP)とは
多数の電源・蓄電池などを統合制御し、あたかも一つの仮想発電所として需給調整するもの。
今後アグリゲータと呼ばれるVPP事業者が、系統に点在する需要家の多数の電源設備をIoT化(モノのインターネット化)技術により遠隔で監視・統合制御し需給調整を行うことにより、電力取引市場での電力流通を担うことになる。2016年度より経済産業省によるVPP構築のための実証事業が開始されている。

Synergy Linkの応用例

「Synergy Link」を応用した事例をご紹介します。

応用例① 工場のピークカット

応用例② 異なる拠点間でのグループ計画受電

応用例③ 地域単位での需給・電圧調整

応用例④ メガソーラーの出力制御(出力抑制)